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「哀しい気分でジョーク」と「ジョーカー・ゲーム」

「哀しい気分でジョーク」
「北野武」ではなく「ビートたけし」主演の作品です。

たけしさん演じる売れっ子タレントが重い脳腫瘍を患ってしまった息子と精一杯時間を共に
過ごそうとするが上手くいかずその分仕事を減らした影響も出てしまい・・・という流れ。

作中の「真面目に不真面目にする」という芸能生活は出来るが「真面目な事を真面目にする」
という父親らしい事が出来ない不甲斐なさを漏らすシーンが印象に残りましたがそれが象徴
するような姿を映画の全編にわたり少し切なさを感じつつコメディタッチで描いています。

その中で柳沢慎吾さん演じるマネージャーが本人さながらというか優しく気持ちの良い人間
で主人公を懸命にフォローしていてこの作品の良心とも言えるキャラを好演していました。

石倉三郎さん演じる事務所の社長も仕事を得るならシビアな言動もしますが主人公のいる
芸能界の現実も感じさせますし、暗に病気の息子を芸能活動に利用するように提案する所
などこの映画の哀しい部分を表現していると思いました。

そして最初から最後まで印象的に使われる「グリーングリーン」
最初は参観会で次はテレビ中継で流れますが主人公は歌えず両方口パクなのですがラスト
で息子に対して泣きながら歌う場面はかなり泣けます。

僕も小学生の時によく歌った父子の別れの曲と認識していますがこれがまた映画の雰囲気に
合っています。


「ジョーカー・ゲーム」
最近アニメで放送していた作品の実写映画版です。

公開されていた事も知らなかったのですがアニメも観たしと言う理由で軽い気持ちで観賞しました。
アニメでも原作の短編を並べ替えたりしていましたが映画版はそれぞれのエピソードを上手く
まとめているなという印象でした。

元々スパイ小説で舞台設定等にしても実写向きだと思いますし主演の亀梨和也さんもかなり身体を
張った演技を見せてくれてエピソード上すでに知っているシーンであっても終始手に汗握る展開で最後
まで作品の持つテンションが落ちずに観賞出来ました。

原作有の作品では諸事情で台詞や設定改変等当たり前なのですが如何に原作の持つ世界観や
伝えたい事を限られた枠で表現できるかが評価の分かれ目になると思いますがこの作品に関して
役者さん、スタッフさん達が原作の雰囲気をキッチリ把握し、リスペクトした上で制作に臨んだで
あろうという事が感じられる良作品でした。

こういう作品ばかりが増えてくれれば原作有実写映画は叩かれる事も少なくなるのになぁ(苦笑)


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シンゴ

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